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拡散する小径にて On the Overgrown Path | 2010 |

拡散する小径にて
2010.06
インスタレーション(神戸アートビレッジセンター)
オーガンジー・糸・光
photo by Tomas Svab
道ばたの野草を見て、昨年の種がどのように散らばったかが今年見ている風景につながっている事を感じたことから、種子の拡散と繁殖のつながりについて考えるようになりました。「風や鳥などによって種が拡散する」→「発芽して根を下ろす」→「そこで成長して花を咲かせる」→「結実して種を残す」。このような繁殖のつながりが今見えている植生(オーガンジー布)と、これから帯や道のように連なりがら自らの領域を得ていくところ(照明による影)を表現しました。葉を広げている植物がどこに発芽するのか人目には判らないのと同様、光によってできる影は無限のパターンを持ちます。